オンラインでファイルを変換できるツールはたくさんありますが、中には「サーバーに送信されません」と謳っているものがあります。これはどういう意味で、本当に安全なのでしょうか。
一般的なオンライン変換サービスの仕組み
多くのオンライン変換ツールは、次のような流れで処理を行っています。
あなたのPC → [ネットワーク] → サービスのサーバー → 変換処理 → [ネットワーク] → あなたのPC
写真ファイルが他者のサーバーを経由します。サービスの利用規約次第では、画像データが保存・分析される可能性があります。プライベートな写真や、GPSなどの個人情報を含む写真は特に注意が必要です。
ブラウザ内変換の仕組み
「アップロードなし」を実現しているツールは、処理の流れがまったく異なります。
あなたのPC → ブラウザのメモリ → 変換処理 → ブラウザのメモリ → あなたのPC
ファイルはあなたのブラウザ(Chrome、Safari等)の中だけで処理されます。サーバーへのネットワーク通信は一切発生しません。
技術的な背景
この仕組みは <input type="file"> の動作に基づいています。
<input type="file"> でファイルを選択すると、ブラウザはファイルをサーバーに送るのではなく、ローカルのメモリ(File APIを通じてアクセス可能なFileオブジェクト)に読み込みます。
// ブラウザ内でファイルを読み込む(ネットワーク通信なし)
const file = event.target.files[0] // File オブジェクト
// このfileはサーバーには送られていない
その後 heic2any というJavaScriptライブラリがブラウザ内で変換処理を実行します。Chromeの開発者ツール(F12)のNetworkタブを見ながら変換してみると、ファイルの送受信が一切記録されないことで確認できます。
本当に送信されていないか確認する方法
自分で確認したい方は、以下の手順で検証できます。
- Chrome で変換ツールのページを開く
F12を押して開発者ツールを起動- Network タブを選択
- HEICファイルを選んで変換を実行
- ネットワークのログを確認 → ファイルの送受信が記録されていないことを確認
まとめ
- 一般的なオンライン変換ツールは、ファイルをサーバーに送信して処理する
- 「アップロードなし」とは、ブラウザ内(ローカル)で変換処理を完結させること
- ブラウザ処理ならネットワーク通信がなく、プライバシーが確実に守られる
- 開発者ツールのNetworkタブで自分でも確認できる
このサイトのHEIC変換ツールは、すべての処理をブラウザ内で完結しています。